もんじゃ焼き

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土曜は雨で走れなくて、しかたなく北小金のSCに久々に行って走ってた。
つい真冬のつもりで行ったら室内は暑くて異常に汗をかいてぐったりしてしまった。あまり室内で走ることをしてなかったから、勝手を忘れていた。

今日は子供と出かけ携帯屋見たり、レンタルビデオ屋に行ったりした。その後キャッチボールをする予定だったので、いったん帰ってママも誘おうということになり、気が進まなかったけど電話して迎えに行った。
案の定、寒いし風が強くて嫌だと言われ不機嫌な態度をとられた。
土手に着きキャッチボールをした。
かなりの強風で目が痛くなった。でも少年野球など、元気いっぱいに声が響いて活気はあった。

ママは歩きに行った。でもすぐに戻ってきた。寒い、とのこと。

夜はお好み焼き「どうとん堀」に行った。
途中で運転のことで文句言われ、口論になり、かなり険悪になった。
仕事の話にもなった。実は家にお金を入れないで家事を犠牲にして仕事しているのも納得のいかないひとつだった。それどころか僕は仕事のガソリン代やおさいふケータイの代金など負担している。結局、逆に持ち出しとなっている。200万以上ある収入の使途はまったくもって不明。
先週は子供のピアノレッスンを勝手にキャンセルしていた。時間までに帰ってこなかったのだ。もちろんキャンセルしても1回分の月謝は戻らない。それも僕が負担している。子供はがっかりしていた。

お好み焼き屋さんでも僕は終始不機嫌で、自分でもやり場の無い怒りをもてあましていた。
3人が違うお好み焼き注文して、別々に食べている。来た意味などあるのだろうか。

そんな僕をよそに、ママは店員に文句を行ったり、注文取りに来るのが遅い、などといろいろ文句言い、それがさらに腹立たしかった。
その後もんじゃ焼きを食べたいと言うから、ぼくは黙っていたけど注文して、焼き方分からないという。
仕方なく焼いた。これは3人で食べた。

よせばいいのに帰り間際にまた追加注文して、りんご蒸しケーキのようなものを注文していた。
鉄板に生地の入った器ごと乗せて、焼き上げるタイプのスイーツ。

なかなか持って来ない、と怒って催促したくせに、今度はなかなか焼けないじゃないかと、ほんとうにこの焼き方で良いのかと、店員に文句言って、最後には早く帰りたい、とまで言ったよ。(-_-

わがままもいいところだ。
自分で頼んだくせに。

あまりの傍若無人さに、子供と辟易としてした。

帰り際に隣のテーブルに声かけられて、僕は驚いて振り向くと、野球で一緒の友達だった。
ぜんぜん気づかなくって、驚いてしまった。

うちのテーブルとは隣同士だったから、我が家の聞くに堪えぬ揉め事の一部始終は、きっと聞こえていたに違いまいと思うと、気まずかった。
「うるさい思いさせ、申し訳なかった」とも言えずに苦笑いしていた。
でも、そんな醜態をたまたま見られたから、気まずかったのだろうかと、ふと考えていた。

気まずかったのは、自分自身のどうにも説明のつかぬ、中途半端で混沌とした暮らしぶりが垣間見えてしまうこと。

そもそも我が家は多かれ少なかれ、楽しいことばかりの暮らしではない。
自分として、どうにも腹が立つ訳と意味の根底にあるもの。
僕にも"譲れないもの"がある、と怒っても結局空しい。そして自分自身どこか気づいてる。

そんなもの守っていても、誰も侵しに来るわけでもないのにと。大声で叫ぶほどのものなど初めから無い。あったとしてもそんなものはきっと小さい。

もうもはや短いとは言えぬ月日を費やし、その中で培ったこと。
腹が立っても、悔しくとも、ぎりぎりのところで受け流し、距離を置いて、少しずつ許すこと。
それが大事かどうか正しいかどうか分からない。

でも必要だ。

もんじゃ焼きを作りながら思った。
我が家はもんじゃ焼きのようだ。
怒りも憎しみも、悲しみも許せぬ過去も、そして少しの笑いも、なにもかも混沌として、ぐちゃぐちゃに広がり焼け焦げている。

僕らは顔を赤くしてその焦げたしょっぱい所を擦り取って食べている。
焦げたから食べるのか。
食べるから焦げるのか。
旨くも無いが、しかめっ面して3人で食べている。

旨くもないが不味い訳でもない

今日はまいったよ。