敵と味方と気力

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毎日のように雨降りできつい。
自転車通勤は雨が敵だ。服がびしょぬれだし危ない。
電車に乗ってもかさは邪魔だし、蒸れてじめじめして不愉快だ。

もう7月だというのに、梅雨は長引きそうだと伝えるニュースばかりやっている。
エルニーニョの影響だろうか。
ペルー沖の海水温が上昇すれば、反対側が下がる。
反対側とは、太平洋西部である。
日本では、そのため梅雨前線や太平洋高気圧の位置が移動する。一概には言えないが、梅雨が長引き冷夏になることが多いという。

夏は遠いな。

先週は雨の中走った。

誰も走っているものはいなかったが、僕は基本的に暑がりなので、夏の雨は調子がよくなる傾向にある。
身体のオーバーヒートを防いでくれる。
水冷エンジンか。

違うか。
しかしそうなのだ。

音楽をがんがんにかけ、帽子を深くかぶり、シューズはすぐにずぶずぶになり、風も出てきた。

とにかく走った。

自己ベストが出た。

2年前に出した記録を2分以上更新できた。
レベルは低いがうれしい。

何よりも40目前で、若いころにも決して出せなかったタイムを出せたことがうれしい。

もう体力もないし、現状維持が精一杯だと思っていた。
最近は、諦めムードがなんとなく漂っていた。

しかしこの歳でも、やれば出来るとわかってうれしかった。

何をしたというわけじゃない。

「気力」の問題だと思う。

つまり、いかにいつも自分の頭の中で体にリミッターをかけているかと言うことだ。

とにかくうれしかった。

雨は敵だといった。
でも味方にもなる。

こんなことわざがある

「汝の味方は身近に置け。敵はさらに近くに置け」