木曜日は子どもの卒業式に列席した。

入学式で、ぎこちなく手を引かれ、ランドセルが大きくて、危なっかしくて、本当に一人で学校に行けるのかと本気で心配したのが、この前の事のようなのに。

と思い、そして月日の流れる早さと子どもの大きな成長に隔世の感を覚えた。

皆勤賞で卒業できたのは、僕に似ず丈夫な身体に生まれてきたということだ。

それは母親にもとても感謝している。

今までは心配ばかりしていたけど、これからは少々の困難にも、自ら考えて選択をしていくように教えなくてはならない。

しかし、この6年間でいろんなことを学んだのは自分なのかもしれないと思った。

我侭を言ったり、へそを曲げたり、駄々をこねたり、思いやりが足りなかったりする子を見て、今でも自分が教えられる。

何かが起こる度に、自分が試されている気がする。

ビデオや写真を整理して、入学式の校門で笑顔いっぱいで撮った写真と、今日を迎え校門で目を潤ませて微笑む写真を見比べると、なんだか鼻の奥がつんとした。

今日は卒業式だけど、これで終わったわけじゃない。

人生はこれから。

今日が旅立ちの日

今までの温かく見守られる環境は変わるだろう。

競争の中に放りだされ、やがて孤独を知り、一人きりになる。

苦しさや虚しさを覚え涙する日もきっとあるだろう。
イメージ 1
もう過去には引き返せないけれど、

まだ先の見えない無限の可能性をもった未来が待っている。

若さこそが唯一無比の宝物。

6年前のあの日、初めて校門をくぐり、そして今日この門を出たら
もう二度と戻れない。

門の先には地平線が広がっている。

今日は心からの「おめでとう」を言いたい。