5月末 コロナ

前回書いた5月17日はあの後すぐに立ちくらみと吐き気がして北千住駅ホームのベンチに腰掛けて休んでいた。

どうにも体調がおかしかった。家を出る前に熱は測ってきたが平熱だった。

しかし体調不良がひどい。これは無理だと思い、下り電車に乗って引き返した。

吐き気は治ったが体調は最悪だ。家に着いて発熱外来を探した。市の発熱外来一覧に順番に電話してみたら4件目あたりで診てもらえる病院が見つかった。

病院の外にパイプ椅子が並べられ患者らしき人が座っている。私も後ろの席に座る。雨で気温も低く寒い。でもこの寒さは悪寒だった。検温すると38.6℃

熱が上がっていた。

外で1時間は待たされた。診察は症状を聞かれ、聴診器で背中の音を聞いている。聞いているのは呼吸の音なのだろう。

PCR検査も受けた。

午後に家に戻り寝た。頭痛と鼻炎のような症状に高熱。解熱剤も効かない。

2日目からは解熱剤が効いてきたが、効果が切れるとまた熱が上がってしまう。この繰り返し。3日目には喉の痛みが出てきた。

電話があり陽性とのこと。

コロナになったんだな。劇的な症状にも納得した。もう休むしかないんだ。

幸いなことに何とか食事は取っていた。

とにかくスポーツドリンクなどで水分をガブガブ取るようにしていた。動悸がする。

熱は37℃後半。

家族にうつすわけにはいかず、ホテル療養に切り替えた。

ホテルは県が丸ごと借り上げたコロナの軽症者向け療養施設だ。身の回りのことが自身で出来ることが前提。

部屋から出ることは基本禁止なので、部屋から出るのは日に3回エレベーターホール付近に弁当が配置されるので取りに行くときのみ。

6日間滞在し、7日目に退所となった。

鼻水や咳は残っている。

職場に復帰したのは12日目だった。

いまだに咳や鼻水の症状は続いている。

4キロ近く痩せてしまった。

少しづつ症状は和らいでいるが、長くかかることがわかった。コロナとは悪性の風邪のようなものなのか。

まだ喘息のような気管支が締め付けられるような咳が出る。

辛かった。体力を何とか戻していかないと。

家族に移さなかったことがせめてもの救い。

これから後遺症が続くと思うと落ち込む。

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