土日

土曜日は職場関係のお見舞いで市川総合病院へ行った。
お見舞い。

思ったより本人は元気そうだった。

人工関節が壊れてしまったため、歩けなくなっていた。
10年前に骨肉腫に罹った。
とても重い病気だ。命の危険を伴う怖い病気。
右足のひざ関節を切除する大手術。

最近ちょうつがいの所が壊れていただけだと思っていたが、関節の可動部が破損していた。とのこと。
部品を大幅に作り直して、大腿骨の上部まで入れなければならない。
手術は3時間の予定だったが、チタンの棒が大腿骨の途中までしか入らずに、困難を極めたようだ。

結局大腿骨も一部ノミで穴を開けて、内部を削り、何とか通したという。
結局8時間かかったという。

大腿部はパンパンに腫れていた。

出血もあるから、管を入れている。

彼は骨が丈夫で、手術中に医療用のノミが欠けてしまったようだ。

再発はしていない。とのこと。

それが一番怖いから。

病室には重症な方もいる中で、自分は部品を交換してリハビリが順調に進めば、8月の前半には退院できるという。

病気ではなく、(大変なことなのだが)いつ退院できるかわかっているというのは希望が持てることだ。

日曜日は午前中子供の勉強を見て、午後は出かけた。

地元で友人たちと酒を飲んだ。自分は車だから麦茶を飲んでいた。

昔話をした。
昔話が出来るということは、たくさんの思い出がお互いあるということ。
長い月日が過ぎたということ。
今でも付き合いがあるということ。
長い月日で変わったこと。換わらないこと。

ポツリポツリと話をした。

ギャンブルの話、子供の話、選挙の話、ゴルフの話、仕事の話、昔話。

もうみんな若者のままではいられない。

いつも時代は若者が作るものだ。
気づけば世の中の主役である20代などとっくに過ぎていた。
主役になどなった記憶はもちろん無いのだが。

社会人になってほぼ20年。
仕事のほうは、40にもなれば、誰もが違う立ち位置を要求される。

そんな時期になった。
人生の半分を過ぎた気がする。


明日は海の日。あいにくの仕事。
でも仕方ない。

そんなたわいない話だったが、今日は有意義だった。