2019年1月3日

2019年となり、平成もあと少しで幕を下ろそうとしている。

平成という年は、思い起こせば自分が19歳から49歳までの、いわば人生の多くを過ごした時代だった。

20歳になった1989年12月31日の深夜、まさに年が変わろうとしているその時、トイレに起き、まだ建て替える前の店のトイレの中で、自分の未来をぼんやり考えたことを思い出した。

10年後は30歳。どんな仕事をしているだろうか、その時は結婚しているだろうか。子供はいるだろうか。
20年後の40歳、どこで暮らしているだろうか、実家で暮らしているのか、マイホームを構えて暮らしているだろうか。子供は何人?何歳に?

それは20歳の自分の想像の範疇をはるかに超えていた。

将来を描けず、夢も持てずに、ただただこれから訪れる未来が怖くなった。

その怖かった未来は全く想像できぬ形で訪れ、振り返る間もなく、無我夢中で、気づいたら、あれから30年。

就職、結婚、家族が増え、いろんな出来事があった。喜怒哀楽のバランスは偏っていたが、河を流れるように時は過ぎて、抗えない流れの中で、もがきながらたくさんの人に支えられて今日まで来た。

50歳からは人生の後半戦なのかなと思う。
よく人材を育成しろと言われるが、それは今まで自分が育てられて来たという事。
それを少しづつ返さなければならない。

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