タートルマラソン


日曜日はタートルマラソン大会だった。
天気予報を見ると、最高気温29度。
嫌な予感がした。

真夏用の支度をして会場に向かった。
参加者12,000人。

この暑さじゃ危ないと思っていた。
ただでさえ僕は暑さに弱い。
幸い曇っていたから、帽子は持ってきたがかぶらなかった。

スタートしたらすぐに晴れてきた。
ものすごく暑い。日差しが強いのだ。
帽子被らなかったことがこの後死ぬほど悔やまれるのだが。

早くも7キロでいつものペースが保てなくなってくる。
日差しが強い。暑い。日陰が全く無い土手のコース。
とりあえず給水を全部とることにした。

折り返したらさらに、日差しが強く感じられ、太陽は前方からじりじりと照らした。

暑さで朦朧として12キロ付近で歩いた。

それ以降走ったり歩いたりを17キロ地点まで続けた。

給水地点だけでは足りずに、土手の水道へも行って、頭から水を掛けた。
しかし5分で頭がボーっとしてくる。
帽子をかぶってなかったことが悔やまれる。
給水地点でも係員に頼んでペットボトルの水を頭から掛けてもらった。

後半は500mおきに人が倒れている状況。
係員は大忙しだった。
救急車の通行でランナーが渋滞する。

頭がボーっとしてくると走れない。
膝も、脚も、痛みは無く、まだ走れると訴えているのに身体にたまった熱を排出できない。

歩いてしまうときはいつも膝を痛めたときだけだった。
初めての体験だ。

2時間半を過ぎてゴールした。

何度も大会に出ていれば、こんな結果になることだってあると、気持ちを切り替えることにした。

この日23人がこの日差しにやられ病院送りにされた。
そのうち11人が入院
2人が重症。
と、後から聞いた。

天候に恵まれることは僕にとっては非常に大きい。

いいとこは何も無かった大会だが、リタイアしなかっただけよかった。

http://www.asahi.com/national/update/1016/TKY201110160352.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111016/k10013298241000.html

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