自問

週末がやってきた。金曜日は後輩と飲みに行った。
仕事の愚痴。
人事の話。
あと酒のはなし。

土曜日は走り出したら雷雨に打たれた。
土手から非難して、街道を走ったが、このままではイヤホンやスマホが壊れると思ってコンビニの軒先で待機した。一気に温度が下がったこともあり、身体も冷えて、寒くなった。
40分やり過ごした。
その間にもたくさんの人がコンビニに訪れては去っていく。
雨宿りしていた自転車の女性も、雷雨のなか、タオルを頭にかぶって走っていった。
どうしても先を急ぐ訳があるのだろうか。

豪雨は小雨になってきた。
だから走り始めた。
雷鳴はとどろき、空にひびが入ったような稲妻が走り、一瞬、昼のような明るさが土手を照らす。そして轟音が腹に刺さる。

実家に戻ったらお祭りは打ち切りになり、閑散としていた。
帽子からシューズまで全てずぶぬれで、持ってきた着替えに取り替えた。

走りきれなかった。少し悔いが残った。

日曜日は午後からかみさんの実家のお祭りに、義母を連れて行くから、その前に走らねばならなかった。

ひどい暑さで、日差しも強い。何度も汗をぬぐって、時々歩いて、そして歩く頻度が高くなり、そして日陰で座ってしまった。

頭がくらくらして、何も考えられなくなる。

もっていたぬるま湯のようになった水を、全部頭からかぶって、すこし落ち着いてからまた走った。

2時までに帰らないと。

夕方はずっとボーっとしていた。軽い熱中症か。

背中と肩が焼けてひりひりする。


夜は浜省のライブを観た。ライブに行ったことを思い出した。

テレビを観ながら、2ちゃんねるを見る。

今の若者は、メッセージ性が強い音楽を嫌う。格好悪いと思っている。「いい歳した中二病」と揶揄する。

字幕にハングルが出てくるだけで、過剰反応する。

若い頃に好きで聞いていた歌と、今聴く歌は、同じ歌なのに感じ方が違う。

世代が違えば、考えていることもまるで違う。言葉が違えばなお違う。ましてや親でさえ、兄弟でさえも。

共感は減り、反感が募る。護ろうとするもの、壊そうとするもの。

対立を生む。


そして新しい世代が、新しい世界を作っていく。

自分が変わってしまったのか。自分以外がまるっきり変わってしまったのか。

ただ言えるのは、変わってしまったという事実は、もう認めざる終えないということ。

変えられないから、自分の内側へ内側へと、自問を続けている。

自問するが、いまだに自答できない。


2ちゃんねるにこんな書き込みがされていた。

頑張っていれば、いつか報われる。
持ち続ければ、夢は叶う。
そんなのは幻想だ。

たいてい、努力は報われない。
たいてい、正義は勝てやしない。
たいてい、夢は叶わない。

そんなこと、現実の世の中ではよくあることだ。

けれど、それがどうした?
スタートはそこからだ。

新しいことをやれば、必ずしくじる。
腹が立つ。
だから、寝る時間、食う時間を惜しんで、何度でもやる。

さぁ、昨日までの自分を超えろ。
昨日までの自分を超えろ。

負けるもんか 

さあ気を取り直して、明日からまたがんばるとするか。

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