この一週間は走らないで体調を整えることにしていた。
今回は昨年の1.5倍の練習をした。
過去最高の走行距離だった。
夏の暑さも辛かったが、冬の寒さの方が厳しかった。
時間がとれずに、町中を走ることがとても多かった。
しかし一月前に、疲労から体力が低下したのか風邪で寝込んで体調は最悪になった。
大会当日の天候は、気温が上がると聞いていたがやはり暑かった。
幸いなことに湿度は低く、空気はカラッとしていた。
往路は追い風で楽だったが、折り返してからは向かい風と暑さで脚がでない。
マラソンは30キロから。と言うが自分的には20キロからペースが落ちてしまう。
だから今回は前半は一切音楽を聴かずに20キロから音を出すようにしていた。
気分を変えるため。
この作戦は当たった。新たな気持ちで、気持ちの切り替えができた。
30過ぎてからも向かい風は時折強く吹いていたが、ペースダウンを最小にすることができた。
35キロのシャーベットステーションは、とにかく急いで食べた。食べなきゃいいのにとも思ったが、このレースの名物だから。
それでも最後の3キロは、焦りだして、もう時計を見ながらとにかく気力で走った。
脚が持ちこたえられるかは勝負だった。
そしてゴール。
目標4'20'00のところ4'19''03
自己ベスト更新。
嬉しかった。
この一年の雨や風や雪の中での走った記憶がよみがえった。無駄ではなかった。
練習は裏切らない。
