宿題とインドカレー

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今週も長かった。
木曜日は暑気払い(遅いが)ということで再び納涼船。今回は職場で。

団体様だから1等船室を確保してあった。

昨年も乗ったし、今年も乗ったばかり。
物珍しさは無いわ。

したがって、いまさら甲板に出て騒ぐ気にもなれず、部屋でまったりしていた。

結局乗船してから下船までトイレ以外外に部屋を出ることなく終了してしまった。

これじゃあ居酒屋で飲んだって変わらないわ。
ちょっとばかばかしくなった。

2次会もあり、終電を20分も過ぎてしまったが、運よく電車も遅延していたため、帰ってこられた。危ないところだった。
家に着いたら2時前。

8月も最後の週末になり、毎度のことだが、夏は短い。
そう思ふ。

8月も終わるこの頃、いつもなんだかたくさんの事を、し残したような、寂しさと諦めの境地に陥る。

それはまるで、怠けてやり残した夏休みの宿題のような、焦りと不安で、落ち着かない気持ちだ。

大きな「宿題」が出ている気がする。

でもそれがなんなのか分からない。

ただ分かるのは、
大きいという事、時間がかかるという事、難しいという事。

どこまでも続くわけじゃない夏なのに、暑さと忙しさとちょっとした疲れに翻弄されて、気づいたらもう30日。

浅はかな自分だと、いつも痛感。

やり残した事なんてきっと無いのだろう。
ただ、もう「やれない事」ばかりだという事に気づいて、それがまた言いようの無い、空しさで、それは夏の終わりの寂しさと重なり、悪い相乗効果を生んでいる。

そんな気持ちのまま、金曜日は帰りに一人途中下車して、一人でデリーに行った。

夜の湯島は混雑していた。
夏の夜と週末の喧騒は、行き交う人の肩をぶつけ、苛々させる。
酒と香水と汗の匂いが、排気ガスの熱風と交わり混沌としていた。

そんな中に身を置けば、少しは気持ちが紛れるかと思ったが、あまり変わらなかった。

しかし強烈な辛さで汗が出て、タオルで何度も首を吹きながら夜の生暖かい風に吹き上げられたら、もうどうでもよくなってきた。

来年こそ楽しい夏を迎えられるだろうか。想像したがすぐに考えるのをやめた。

どうせ、どうしたらしたらそうなるのかなんて、皆目検討もつかぬ。

辛さで身体が火照った。

終わることの無い宿題のようだ。

でも地下鉄に乗り、真上からの涼しい風にふかれたらいい気分になった。

多少元気が出た。


納涼船 http://www.tokaikisen.co.jp/packtour/summer2009/noryo/index.shtml

デリー上野店 http://www.delhi.co.jp/