柏ボンベイ 復活

僕の好きなカレーの店に「柏ボンベイ」がある。いや、あった。
そして、自分にとって、思いがけないニュースが飛び込んできた。ちょっとした驚きと、興奮を覚えた。久しぶりに明るいニュースだ。
ボンベイ復活。
中学1年生の時に初めて友人と行って以来、僕は20年以上ずっとこの店に通ってきた。
だが今から約6年ほど前だろうか「柏ボンベイ」が閉店した。
もう閉店してからずいぶん経っている。
そんなに昔のことなのだろうか。
なんだか時の過ぎ行く早さは残酷だなと思った。
そして自分自身がとても歳を取ったのだと思い知らされる。
開店からの37年の歴史は静かに幕を閉じた。そう思っていた。

閉店までの経緯としては、2003年位から当時店が入っていたビルの改装で、ボンベイは一時休業していた。
その後ビルは新築されたが、オーナーの鈴木氏は体力、気力の限界を理由に、惜しまれながらも
店再開を断念。

そして2008年3月12日、鈴木忠夫さんは帰らぬ人になった。

2007年5月末に末期がんと診断され、闘病生活を送ってたという。2008年3月11日(火)
危篤となり、翌日昼前に逝去された。
ボンベイは終った
遅ればせながら謹んでご冥福をお祈りいたします。
その後柏ボンベイで働いていた石川氏が、横浜ボンベイを開業。
僕も何度となく通った。柏ボンベイのismは確かに受け継がれていた。

また、ボンベイの源流を知りたいと思い、通勤上電車の途中下車で行くことが出来る「上野デリー」
にも何度も通った。さすがオーナーが修行した店。絶品だ。
職場の仲間もデリーのファンが増えてきた。
そして、2010年10月、柏ボンベイ復活。故鈴木氏の奥様がご尽力されたのだという。多くのファンを魅了したボンベイは、店を閉めてもそれぞれの想いに残った。
その思いが集積し、受け継がれて、途切れかけた歴史が、また繋がった。
なんだか針の止まった時計がまた突然時を刻み始めたかのようだ。
人は2度死ぬという。
1度目は肉体が死んだとき
2度目は完全に忘れ去られたとき
とてもさびしいことだ。
でもボンベイは死ななかった。ファンの心にいつまでも残り、護られていた。
そんなファンたちの願いが繋がったのだろう。
「繋がる」ということは非常に尊いことだ。
当時の従業員や、アルバイトが戻ってきて当時の味を再現していると言う。良いニュースだ。

昔の写真(上)と今の店の写真(中)サンプラザ中野さんも来店したようだ(下)
※写真はそれぞれの店のHPからお借りいたしました
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カレーの店ボンベイXcafe? 柏市柏2-5-9 NICハイム柏1F 
04-7100-0018 http://wacafema.exblog.jp
カレーの店 横浜ボンベイ 横浜市戸塚区戸塚町120 斉藤ビル 2F
045-864-1133 http://ameblo.jp/kero-orek
デリー社長のブログ http://blog1.delhi.co.jp/archives/51718902.html