土曜からホノルルマラソンに向けて出発した。
予算節約でツアーは使わず、航空券とホテルは自ら手配。
ホテルはコンドミニアムタイプなのでリネン等のサービス無し。食事無し。
土曜夜の便で成田発、ホノルルに土曜朝着いた。
時差ボケで眠かったがゼッケンを取りに行く。
あいにくの雨。
取り敢えずアラモアナのフードコートで飯を食べた。シュリンプとライスのご飯。美味かった。
夜はテディーズビガーバーガーで、でかいハンバーガーを食べた。
テディーズ ビガー バーガー
https://goo.gl/maps/LfT3zrU12tu
マラソンスタートは日曜朝05:00なので、03:30頃に起床予定。ドン・キホーテで、バナナやおこわなど、炭水化物を、買い込んで早々に眠ることにした。
夜は、といっても時差で眠くなく、なかなか寝付けない。無理やり目を瞑る。
03:30起床。
身体は疲れてるが、やるしかないから無理やり朝食を詰め込んで支度をした。
スタート地点まではホテルから徒歩で10分。
大勢の人が、歩いてる。04:30だと言うのにすごい熱気。
気遅れする。
それでも、今日ここに立てたことに感謝して、後は走るだけ。そう思い込む。
ホノルルマラソンには制限時間がない。
完走するための条件は2つのみ。
⒈エントリーしてスタートラインに立つこと。
2.諦めないこと。
自分次第ということだ。
花火とともに3万人が走り始める。
ワイキキを抜けて、ハイウェイに出たところで日が昇った。
強い日差しに耐えながら長いハイウェイを進む。ゲータレードと水を飲んでひたすら進む。
20キロでつらくなってくる。
ダイアモンドヘッドが近づく。
30までは耐えようと思い、ひたすらあしをすすめるが、靴下が合わなかったのか、足指に水疱がいくつもできたのがわかった。
30過ぎて周りの人で、歩き始める人が増えてくる。
歩いたら足の痛みが増すので走り続けた。
南国の大会の暑さはNAHAマラソンでよくわかってる。
沿道の人にホースで水をかけてもらった。
氷の入った袋をもらい、帽子の中に入れた。
ハイウェイで、すれ違う人を見る。
ホルンを吹きながら歩いてる人、上半身裸で走っているすごい身体のアーミー、ベビーカーを押しながら走る女性、子供と走る父親。
お年寄りも太った人も歩いたり走ったり、でもみんな笑顔。
ハイウェイを降りて、長い坂道。
37キロまで来て、フルマラソンで、始めて、ゴールするのが勿体無いと感じた。
もう終わってしまうのなんて惜しい。
そんな風に思える自分に驚いた。
もちろん身体はボロボロで暑さにやられ、膝も足指も限界にきている。
でも面白い。
マラソンは面白い。苦しみながら走っている自分がいる。やめることも出来る。走るのを止めればいい。でもやめない、やめたくない。どうしてもやめたくないのだ。
そう考えると何故か笑える。
だから笑いながら走った。
ゴールまでの最後の直線はスローモーションに感じた。
夢にまで見たゴールまで後少し。
そう書いてあった。
人生をマラソンに例えるなら、
苦しさを楽しいと思えるか、
困難を面白いと思えるか、
諦めずに前を見て進めるか、
絶望さえも乗り越えて進めるか。
いくつもの問いに向き合い、自分なりに答えを出せと。
答えが出なくとも問い続けるよと。
何だかそんな風にも思えた。
完走。と言うのは容易いが、簡単ではないから。
ゴールして清々しい気持ちでカピオラニ公園を歩いた。
老若男女がそれぞれ笑っていた。
この歳でこんなにも本気になれること、本当に頑張らないと手に入らないもの、たかが走るだけ。
身体中痛んでも笑えること。あはは。
また次に向けて頑張ろう。