路上

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今日は電車に乗って一人で出かけた。

柏に着き、そごうの中にあるビックカメラを見てまわり、何も買わずに出てきた。

柏駅前のデッキではストリートライブ「音街っく天国」が行われていた。
出演しているグループの演奏を何気なく聴いていた。

どれもたいしたこと無かった。

帰ろうかと思ったが、最後に聞いた女性のギター弾き語りがうまくて思わず足を止めた。
明らかに今まで出演したグループとレベルが違った。
ギターも歌もすばらしかった。

調べたらその人は「有吉かつこ」という人で、長年音楽活動に勤しんでいる人だった。

駅前デッキでギターを弾いているそのおばさんは、観衆もまばらな中、うったえかけるようにギターを爪弾いていた。

歌がうまくて、曲もよかったからしばらく聴いていた。
まるで森山良子のようだった。

http://otomachi-kashiwa.net/streetlive090913.html

それからカルチェファイブの楽器屋さんに行った。

マーチンのD-35が198000円だった。
傷があるため半額処分とのこと。ちょっと悩んだ。

僕の憧れのギターはD-28だが、D-35ならばすばらしい音色がするのだろうか。

弾いたことは無い。

結局、楽器屋さんではギターの弦とピックを数枚買った。
そして電車に乗って実家に来た。

駅について、パチンコ屋の脇を抜けて、イトーヨーカドーがあった跡地を見ながら歩いた。

そこは草が伸びて広大な空き地になっていた。

昔はヨーカドーを取り囲むようにして連立していた商店街も、かつて活気のあった昔が嘘のようで、数件の店が開いているが客は誰もいなく店員も昼寝などしている。

またここにイトーヨーカドーが建つという。

そうしたらこの町の活気も少しは取り戻せるのだろうか。

シャッターが閉まった商店街はさびしいものだ。

しかし今日に始まったことではない。

不景気を蒙っている人々が沢山いるということは、一方で莫大な利益を得ている企業があるのではないかと思ってしまう。

しかしそうでもないらしい。

ならば、お金はどこへいってしまったのか。

資本主義の成れの果てを感じる。

そんなことを考えていたら気が滅入った。

良い天気で空は青く、日差しは爽やかなのに。

柏の路上とここの路上、同じ道でも活気が違う。


※写真はgoogleで検索したものです。