30日

年末は31日まで仕事だ。

電車は空いている。

忙しくて走れない。

スポーツクラブにも行けない。

なんとかしないと。

大掃除もしたいがやる暇なし。

土曜日は休みだったのに、かみさんは実家に行って手伝いしていたから。

忙しい中わざわざ家族全員で車で出向く。
それだけでも大変。

父はそれが、大変な事とは理解していない。
自分中心に物事が動いているわけではないのに。
歳をとるとそんなことが気づかない。
そんな態度ではもう手伝ってもらえない。
善意で手伝う。

そうしてもらっている。

それを忘れたらおしまい。

そうやって他人や家族の思いやりや気遣いを貪って、気づいたら無くなっている。

かみさんには申し訳なく思う。

ここまでいろんな気遣いをしてくれて、我慢していた。

そうしてひと月、またひと月、過ぎて。

残念な気持ちだけが残り、今年ももうすぐ終わる。